おかすがさん

丹波篠山春日神社は、丹波篠山の中心市街地に所在しています。
常勤の宮司さん不在の丹波篠山春日神社ですが、「おかすがさん」の愛称で呼ばれ、地元氏子の皆様の渾身のご奉仕により整備された境内は、鳥居をくぐると凛とした静寂な雰囲気が漂ってきます。

そのため、古来より地元の信仰厚く、氏子の守り神として崇め奉られておりますが、毎年元朝午前零時二十分より日本で新年最初に能舞台で開催される「翁能」の人気から、近年は芸事関連方々も多く参拝されています。

その境内には、箱根より西では唯一といわれる能舞台(国の重要文化財)や「黒神馬」(市指定文化財)などを展示した絵馬殿などがあります。

また、10月の秋季大祭では4社の金神輿、九基の鉾山、八台の太鼓御輿が街中に繰り出し、時代を超越した一大絵巻が繰り広げられます。

■ 御祭神

  • 健甕槌命(たけみかづちのみこと)
  • 経津主命(ふつぬしのみこと)
    天照大神の命をうけ、出雲国大国主命に国土献上を伝えられた神々。
  • 天児屋命(あめのこやねのみこと)
    ににぎの命が日向の高千穂に降臨されたときお伴をされた神。
  • 姫 大 神(ひめのおおかみ)
    申しあげるまでもなく天照大神さま。

本殿

■ 由緒

貞観の頃(約1,000年前)、奈良の春日大社より御分霊を今の篠山城址(当時は篠山という丘)に歓請し奉り、日置の庄、黒岡の氏神として鎮座ましましたが、慶長14年、篠山城築城のため、現在のこの地に奉遷しました。

爾来歴代藩主の信仰厚く、多くの寄進がなされました。
境内の能楽殿は、国の重要文化財に指定されております。
絵馬殿内の「黒神馬」などは、市指定文化財として指定されております。

■ 境内神社

大神宮、天満社、愛宕社、八幡社、稲荷社、八坂社、日吉社、水分社

■ 年間行事・神事

行    事 実施日 時  間
元旦祭・翁能 1月1日 0時00分
節分祭 2月3日 19時30分
厄除八幡祭 2月19日 10時
春季例祭・勧学祭 4月3日 10時
春の春日能 4月第2土曜日
愛宕祭 7月24日 18時30分
天神祭 7月24日 19時
秋季例祭 宵宮 10月第3日曜日の前日 15時より神事
秋季例祭 本宮 10月第3日曜日 12時より神事
七五三詣り 11月第1日曜日11月第2日曜日 10時より11時
御火炊祭 12月9日 14時