「吉」第二十番 月が出て明るくなるように運が開ける

おみくじ20番吉の内容

月出漸分明 月出でてようやくく分明なり
家財毎毎興 家財毎々におこ
何言先有満 何ぞ言わん、ず満有りと
更変立功名 更に変じて功名を立つ

おみくじ20番吉の意味

月が出てようやくあたりが明るくなってきた。
運が向いてきて家財がだんだん増えていく。
それなのにどうして、これで満足してしまうのか。
更に努力すれば手柄を立てて名をあげることができる。

おみくじ20番吉の解釈

暗い場所から明るい場所へ行くように、運が向いてくるでしょう。
更に努力することで、ますます運が開けます。

運勢 このみくじにあたる人は、これよりはすこしぐらいのさわりありとも、うんせいおのづからひらくべし このおみくじを引いた人は、これからは少しくらい邪魔が入ったとしても、自然と運が向いてくるでしょう。
訴訟 訴訟ごとよし 訴訟に勝ちます。
待人 待人きたる夜になるべし あなたが待ち望んでいる人は夜に来ます。
転居 やうつりふしんよろずよし 引っ越し、家の修理、すべてにおいて良いです。
商売 あきないはうり買ともよし 商売は売り買いともに良いです。
失物 失物きながに探せば吉 なくしものは気長に探せば良い結果になります。
縁談 よめとり、むことり、ゑんだんすべてよし 嫁取り、婿取り、縁談はすべて良い結果になります。
職業 職は土に縁ある職よし 職業は土に縁のある職業が良いです。
備考 すべてこの人はしんぼう強くしてのち運ひらく
もち月のいよいよあかるくなりにけり光いやますわが家の窓
このおみくじを引く人は、辛抱強くした結果、運が開きます。その様子はまるで家の窓から差しこむ満月の光が、ますます明るく輝くことに似ています。